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 前回、「過去の記憶は膨張して保存される」ということを考えました。
そこで問題になるのが、過去の記憶全てが膨張されるとなると、過去の失敗の記憶も膨張されて保存される事になります。
 そうすると、過去の失敗記憶が、とんでもなく大きな失敗に感じられ、今回も失敗するんじゃないかと実行を躊躇してしまいます。

 こんな時は、とりあえず失敗記憶を棚上げすることをお勧めします。
そんなことで気にせずにすむならば苦労しない、と言う声がきこえてきそうですが、棚上げしたあと、どこに心の力点を置くかが重要です。
 気にしないように努めても、どうしても気になるのは、心の力点がまだ失敗記憶にあるからです。
 これを過去の成功記憶や良かった事などに心の力点を置くようにします。

 順序が、ばらばらになってしまいましたが、
まず、嫌な過去は棚上げする。そして、良かった事に意識を集中する

 これを実行しますと、棚上げされた嫌な事が、どんどん記憶の彼方へと追いやられて行きます。

 では、なぜこんなことができるのでしょうか。

 私が考えるところ、人が意識できる絶対量は一定だと思われます。
単位時間あたりに呼び起こせる過去の記憶の絶対量が一定であるとすると、その中の8割方を良い記憶を呼び起こす事に努めるわけです。
 常に呼び起こしている過去は、どんなに遠い過去であろうと、記憶の近い所にやってきます。あまり呼び起こしていない過去は、記憶の遠い所は追いやられます。

この現象を利用し、良い記憶を近くに、悪い記憶を遠くへ移動させるわけです。
記憶のデフラグが行われるわけですね。
 記憶のデフラグは、常に行われていますが、これを自分にとって有利な方向へ持って行くのです。

 この操作がうまく行われると、全ての記憶が等しく膨張されたとしても、近くに有る良い記憶は大きく鮮明に、遠くの悪い記憶は小さくささいなものに感じられてきます。
 すると、成功体験の方が記憶に大きなウエートを占めるので、どんどんチャレンジ精神が湧いてきます。

 つまり、記憶のデフラグに成功すると、今まで過去の失敗が行動を抑制していたのが、過去の成功体験が後押ししてくれるようになるのです。

 もちろん、あまりにもイケイケではリスクが高すぎますので、ある程度、失敗体験を抑止力に使う必要はあります。
 しかし、基本的には、前向きに考えられるように脳をコントロールするのが正解ではないでしょうか。

 ありがとうございました。

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