今回からしばらく連続シリーズとして、自分を不幸にする方法を探ってみたいと思います。
なにも自分を不幸にしようというのではなく、世間一般に流通する常識に捉われたためにいかに自分で自分を不幸に追いやっているかを考えてみよう、というわけです。
 自分を不幸に陥れている常識的考えを意識し、そこから開放されるだけでかなり進歩できるのではないでしょうか。

 「むなしさ」の心理学 諸富祥彦著では、そのような考えを四つあげています。

・人を拒否すべきではない

 人を拒否せずに生きると、いかにも他人から良い人だと慕われ愛され幸せになれそうですね。
しかしどうでしょう?
 いわゆるイエスマンになってしまうと他人からいいように使われてしまい、いやだと思う仕事も請け負ってしまうはめになります。
いやいや仕事をするだけでもなんとなく不幸感があるのに加え、失敗の可能性も高まってしまいます。
最悪にも請け負った仕事が失敗すると、いままで賞賛していた人達が手のひらを返したように批判し始めます。
そうなると不幸の始まりですね。
 著作では、人間関係の波風を立てたくないばかりに不本意なことでも引き受けてしまう、とあります。
ノーと言えないばかりに、借金の保証人になり他人の借金を抱えるはめになる。
新聞の勧誘を断れずに、読みもしない新聞を三つもとってしまう。
とつづきます。

 まあ、これも程度の問題ですので、なんでもノーと答えてしまうと偏屈なヤツだとか頑固なヤツという印象を与えてしまいます。
しかし、波風を立てたくない一心で自分の思いに逆らいイエスと答えていまうのは考えもんだ、ということです。

 思い当たる節がある人は多いと思います。
人間関係を円滑に進めるため、できるだけイエスで答えたいのはやまやまですが、自分を不幸にしない程度に抑えたいものです。

 本日も、お読み頂き、ありがとうございます。

<参考文献>
「むなしさ」の心理学

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