今回も、自分を不幸にする方法 その1 「人を拒否すべきではない」について考えてみたいと思います。

 私たちは生まれてからこの方、人間関係を円滑に進めるうえで「協調性」を重視した考えを教えられてきました。
そう。教えられてきたのです。
教えられてきたということは、自分が元から持っていた考えではないということです。
自分の考えではないのですが、その考えに従って行動した結果、人間関係が円滑に進んだためこの考えは正しいと決定付けられました。
 人を拒否せず、人の意見に賛同し、イエスで答える。
すると、人は喜んでくれた。
そして、自分を信頼してくれた。
ゆえに、人間関係が円滑に進んだ、というわけです。

 しかし、その考えが自分を幸せにしているかというと別問題です。
にもかかわらず、人間関係が円滑に進んだためこの考えが世間一般に浸透してしまいました。
 この考えが自分を幸せにしているかどうかの視点で考える人はあまりいません。
一旦世間に浸透してしまうとそれは常識になるため、そういう行動をとらない人を常識外れとか協調性が無い人と言われ非難されるのです。
仮に、疑問を感じたとしても非難されたくないため、その考えに従った行動を取らざるを得ないのです。

 では、その常識に従って行動した結果幸せになれたのでしょうか?
この視点で検証してみましょう。
多くの人が人間関係でストレスを抱かえ不満を持っているのも確かです。
そのストレスが大きくなりすぎると鬱という症状に悩まされることになります。
これは、協調性を重視しすぎた結果と言えます。
これでは幸せとは言えませんよね。

 今、協調性を重視するあまり鬱に悩む人たちが増えています。
人間は集団で生きる生物ですので、協調性を重視するのは自然な考えです。
しかし重視しすぎると自我を殺してしまう可能性があります。

 自分の考えを殺さずに協調性を保つ方法は無いのでしょうか?

 次回は、この辺りを考えてみたいと思います。

 本日も、お読み頂き、ありがとうございます。


----------------------------------------------------
  ↓ ↓ ↓ 協調性の重視に疑問を持った人も。。。
にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へこんな生き方に賛成の人も、 ポチっ!
----------------------------------------------------

Copyright 生活向上委員会