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なんだか意味不明な表現ですね。
それではもう少しわかりやすく表現してみましょう。
物理的現実に対し、単に物理的行動で対処しても効果は薄い。
この「単に」というところがミソです。
たとえば、嫌な人が目の前に現れたとします。
これを避けるために、その人のいないところへ行こうとする。
これが、「単に物理的行動」で対処している姿です。
あなたはあなた自身をコントロールできますので、「その人のいないところへ行こう」とした。
これはある意味OKです。
ただこれでは問題が解消しないことがあります。
なぜか?
それは、相手をコントロールできない、からです。
もし相手があなたに付きまとうとすれば、どこへ行こうが相手は目の前に居ることになりますね。
あなたの目標(意図)は失敗に終わります。
そこで、引き寄せの法則などを使って相手を目の前から消そうとします。
これも失敗に終わることが多々あります。
それは、法則の大原則である「相手を含む周りの環境はコントロールできない」というものに反しているからです。
つまり、これは法則の使い方に問題があります。
相手に自由を与えていない、と法則をうまく活用できません。
相手に自由意志を与えた状態で、自発的にこちらが望む行動を起こさせる。
このような手法に、行動分析学というものがあります。
これは、その人自身に対しアクションを起こすのではなく、そのバックグラウンドを変化させることで、こちらの望む行動を起こさせる、というものです。
これはけっこううまくいきます。
まるで相手をコントロールしているような錯覚になります。
ただ、この手法は修正という意味では有効なのですが、あなたの世界を改善するには苦労します。
なぜなら、常に修正を迫られるからです。
これも結局は「物理的現実に対し、単に物理的行動で対処」しているにすぎません。
物理的な対処法としてはたいへん有効なものですので、この技術を修得しておくのも価値があります。
ただ、これだけであなたの世界を改善できるわけではない、ということです。
あなたは、あなたの世界を快適なものにしたい、と思っているはずです。
それでは次回、あなたの世界を快適なものにする根本的方法を探ってみたいと思います。
本日もお読み頂き、ありがとうございます。