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この本の原題は、The Power of NOW
このタイトルのままを邦題にしてしまったほうがいいんじゃないか、と思うほど内容を著しています。
「いまに在る」ことのパワーを教えてくれる良書です。
しかも、私たちがいかに「いま」にいないか、も教えてくれます。
その249ページ
大多数の人は、なにかをおこなったり、獲得したり、達成したりすれば、さとりがひらけるのだと、いまだに信じていることでしょう。しかし、なん度も言うようですが、なにかをしたからといって、さとりがひらけるわけではないのです。
ところが、この事実をさとったために、生きることにすっかりうんざりし、鬱になってしまう人たちもいるのです。この人たちはこう考えるからでしょう。「どのなものも、真の満足感を与えてくれないなら、なんのために生きればいいのさ?なにをするのも無意味じゃないか」
中略
この境地に達した人は、絶望の一歩手前にいます。しかし、同時にさとりをひらく、一歩手前にもいるのです。
中略
パラドックスのように思えるかもしれませんが、かたちあるものに執着しなくなったとたん、「かたちある世界」の状況が、突然好転することが多々あります。幸福になるために必要だと思いこんでいたもの、人、状況にしがみつかなくなったとたん、奮闘や努力なしに、それらが、スムーズにやってくるのです。
その後、それらが過ぎ去っても執着がないので恐れることもなく、安らいでいられる、と続きます。
あなたも、さとりをひらく一歩手前かもしれません。
「こんなことをして何になるんだ」と思っているあなたは、まもなくさとりに至ります。
本日は多くを語らないようにしましょう。
本日もお読み頂き、ありがとうございます。