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べったり雲に覆われた空を見ながら、ちょっと考えてみました。
この空を白黒写真で撮って、「快晴の空だったんだよ」と言って人に見せれば、その人は快晴に見えるんじゃないかな、と。
青色のサングラスをかけて空を見ると、晴れ間に見えるんじゃないかな、と。
これは、錯覚と言えば錯覚だし、インチキと言えばインチキでしょう。
でも、それで心が晴れるなら、有効に使いたいと思います。
人の心にも、このような現象はあると思います。
ある人が良い話を持ちかけてきても、いつもあの人は私を落とし入れてきた人だから、今回もきっと裏があるだろう。
あの人は、私の事を良しと思っていない。
自分に対してでも、自分にはそれをやれるだけの能力は無い。
等々。
これらすべて、自分自身でフィルターをかけて物事を見ている姿だと思います。
このフィルターでうまくいっているならば、それで問題ないのですが、うまくいかなくなってきたら、フィルターを換えてみるのも一つの方法ではないでしょうか。
人は常に、物事に対しフィルターを掛けて見ていますが、これはこれで問題ではありません。
問題は、フィルターが適正であるかどうか、です。
写真でも、フィルターをうまく使えば綺麗な写真が撮れます。
録音でも、ノイズフィルターとかあります。
しかし、フィルターを掛ければ良い訳ではないのは、皆さんご存知のとおりです。
一度、心のフィルターを取り払い、再度、適正なフィルターに付け替えてみてはいかがでしょうか。
きっと人生が、より豊かになってゆく事と思われます。
ありがとうございました。
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「前向き」という名のフィルターを賭けていれば、雨もまたいいもので、雨の日でなければできないものをやればいいわけだしね。